保険業務にヤクダツ

損保社員向け、損保代理店向けに記事を書きます。

年収5,000万円の保険募集人と仲良くなるには③【損保社員向け】

(前回の続きです。)

募集人Aさんと同行した先は、Aさんの所属する代理店事務所からも遠い県外の法人さんでした。運転手はもちろん私です。

 

結局、1時間半くらい運転して、到着しましたが、Aさんはその時間に、お客さんに電話をしたり、専属の事務員さんに仕事の依頼をドンドンします。

Aさんは、仕事が片付き機嫌が良かったです。上手く使われたなーって半ば、達観したような気持ちになりました。

 

訪問した法人は、産業廃棄物の回収を行なっている会社で、トラックがたくさん敷地内に停めてあり、これは相当な保険料のフリート契約を奪取できるチャンスかも知れないと気分が高揚しました。Aさんと一緒にビルに入り、社長とAさんは、節税対策の生命保険の打ち合わせを開始します。私は名刺交換だけしましたが蚊帳の外です。損保は他でやってるから難しいからねと社長に釘も刺されてしまい、ただ横に座っているだけです。

 

打ち合わせが終了したタイミングで、このまま帰ったら半日無駄になってしまうと焦った私は、社長に商工会経由の業務災害補償プランの話を切り出します。使用者賠償責任について話もしましたが、社長からうちは大丈夫だからと一蹴され、面談終了です。

 

帰路は、非常に徒労感を感じたまま運転して帰りました。Aさんからは、あそこの会社は損保は決まった所で入ってみたいだから難しいかもね。あんまりしつこく話さなかったのは良かったと思うよ。他社の社員の中には初対面で一方的に話をして証券をいきなりコピーさせてくれとかお願いする人もいるからと言われます。

 

何の為に今日時間を使ったのか最後までモヤモヤしたまま、Aさんを代理店事務所前で降ろして会社に帰りました。