保険業務にヤクダツ

損保社員向け、損保代理店向けに記事を書きます。

年収5,000万円の保険募集人と仲良くなるには【損保社員向け】

前回の続きです。

年収5,000万円のAさんに密着しようと決めた訳は、Aさんの営業スタイルを盗みたいと思った他に当社での保有契約の扱いがほとんどなく、恐らく他社メインで取り扱いをしていると推測もあったからです。これを取り込めたら大きいと思い密着しようと決めました。

 

損保営業社員の皆さんには共感頂けると思いますが、他社メインの代理店は、自社に引き込むことは困難ですが、切替できる可能性のある他社付保契約が多数あるので非常に営業社員として、やりがいのある担当代理店先の一つだと思います。

 

前述の通り、当社保有はほとんどなく、他社メインなのでAさんにとって私は特段必要な担当営業社員ではありません。話を掛けても世間話程度で終わります。

 

密着を決めてから2週間、毎日この代理店へ訪問してAさんに話を掛けます。そもそもAさんは外出している時間も多いので不在なことも多いです。不在時には、Aさんの机に置き名刺とメッセージを置きます。

 

2週間粘っても、仲良くなる糸口が掴めない。ここでダメだーっと諦めるのは、まだ早いです。手土産を買って行き、代理店事務員の女性と仲良くなり、Aさんの行動スケジュールを教えてもらい、Aさんがオフィスにいる時間を教えてもらいます。また、Aさんが仲の良い募集人さんを教えてもらい、その人にも声を掛けるようにします。

手土産といっても、コンビニのお菓子とかゼリーとかそんな気軽なものを買ってました。

 

教えてもらった通りの時間に、Aさんがオフィスにいる時間を見計らって、毎日訪問し、Aさんに話しかける。

ここまでくると、事務員さん経由で、Aさんに必死にアプローチしていることをAさんも知っています。いくら保有契約の少ない保険会社の担当社員とはいえ、Aさんも他社の営業社員より熱心に訪問してくる私に少しづつ心を開いてきました。地道な活動ですが、その当時の私は必死にやってました。

 

2週間以上も毎日、この代理店に訪問し、Aさんにアプローチする。これって意外と続けることは大変です。担当する代理店はここの代理店だけでは無いですし、他にも10店以上の代理店を担当していましたので、選択と集中は大事だと思います。

どうしても訪問スケジュールを変更できない代理店以外は、丁寧に新規活動をやらないと行けない為、訪問スケジュールを変更(頻度を少なく)する依頼を代理店に行いました。

時間は作らないと作れない。時間がないと新しいことはできない。そんな考えで当時営業をしていました。