保険業務にヤクダツ

損保社員向け、損保代理店向けに記事を書きます。

本社社員について思う事

2019年度も始まり、各部署の方針が出てきておりますが、昨年度の方針と言い回しは違っても同じような事が書かれていたり、ビジョンと数値目標はチャレンジングな記載がされています。しかしながら、具体的などのような事をいつまでに誰が誰にやるのかまで落とし込まれていないので、年初に立てた目標が途中でダレてきて、年末総括した際に一定の成果があったが、進捗については期の途中で方針が変わった影響で芳しくなかった。次年度改善したいみたいな振り返りになるのではと感じております。

 

本社に来て、このような毎年行われる春の風物詩のような光景は他にもあり、とにかく打ち合わせばかり、懇親会ばかりというものにも少しは慣れてきましたが、現場で稼いだ貴重な収益を最大限効果的に使えるようにリソースを戦略的に割くことを考えるのが内勤社員のミッションであり、この想いが必要だと感じます。

 

最近は、色々な新しい部署ができたりして、現場で活躍した社員は、そういった部署に参画され召集されます。営業現場に中々バリバリの社員は少なくなり、課長より年齢の高い担当者ばかりになってる印象を持ちます。

 

会社がどうやって動いているのかを学べ、どんな風に人事異動がされているのかを知れ、本社内勤でしか経験できない仕事もたくさんあります。現場と本社のジョブローテーションをもっともっとやるべきだと本当に感じております。

私も次は営業現場に戻りたいですね。

 

【就活生向け】損保会社に入社し地方に行けますか?

今回は、就活生向けに記事を書きます。

私も損害保険会社に入社してはや10数年経ち、同期も随分と減りました。

やりたい事が他に見つかり転職するのでしたら良いのですが、残念ながら損保の仕事内容であったり、人間関係であったり、転勤であったり、あまり良い原因でなく辞める同期が多かった印象です。

早めに見切りをつけて、他社に転職して生き生き働いてるやつもいるので、会社を辞める事自体を悪いとは断定するものでは無いです。

今振り返り、仲の良い同期で、入社して1年以内で仕事内容が思っていたのと違うという理由で辞めた奴がいまして、それが残念でした。

彼は、慶應出身で、学校にも学部にも誇りを持っていましたし、当然会社に入ってからも華やかな社会人ライフをおくるという意気込みでした。

彼が最初に配属されたのが地方の営業店で、最初のうちはよく連絡をとってましたが、東京出身の彼には、身近に誰も知っている人がいない地方で生活することに抵抗があったようです。

 

転勤って、私自身は何回か経験してますが、行った土地行った土地で、思い出を作ろうとか前向きな感じで捉える事ができますが、東京以外は絶対に住みたく無いという人には全国転勤型の損保会社は向いてないと思います。(エリアを選べる採用も一部の会社ではあるので、こちらの検討もされた方が良いと思います。)

入社以来、ずーっと東京という社員もいますが、本当に例外でアクチュアリーや一部のスペック専門職以外は、東大出てても地方の営業店に回される世界です。

 

上記の同期は、きっと自分は東京もしくは近郊に配属されると根拠もなく信じていたようで、地方配属が決まった際には落ち込んでいたのを覚えています。

 

地方での生活に戸惑いを覚えながら、自身の担当代理店にもドヤされ、上司からも営業成績を厳しく管理される社会人生活に耐えられないと言ってました。

言葉は悪いですが、東京出身で慶應出身の自分が整備工場さんやプロ代理店さんのところを回り、頭を下げて営業するという事がプライドの高い彼には耐えられなかったようです。プライドが高くても要領よく立ち回るタイプもいますが、彼はそうでは無かったようです。

 

彼は営業自体向いていないというご意見もあるかもしれませんが、彼は会社を辞めて、転勤の無い東京の会社で営業として頑張って今は働いています。損保を辞めてよかったと言ってます。営業先は、大きな法人だけらしいですが。

 

会社なんて入ってみないとわからないですし、配属された場所やそこの上司によっても大きく変わってくると思います。辞める理由も複合的なものであったりするので一概に決めつける事はできません。

商社志望で、落ちて当社に入った同期も多いですが、商社に入ったら全世界、どんな過酷な国でも赴任できる!と意気込みを持ってた奴が、地方店に配属になった途端に田舎は嫌だ。東京に戻りたいと言っている例もあるくらいですので、いざ行ってみないとわからない部分もあります。

 

とりとめの無い文章になってしまいましたが、就活生の方に言いたいのは、会社のことだけでなく、自身の事もよく考える事ができる良い機会が就活だと思います。

ぜひ後悔の無い就活をして下さい。

 

 

 

 

代理店手数料ポイントを確認してみてください

損保代理店の皆さん、自社の代理店手数料ポイントが何ポイントご存知ですか?

複数社の取り扱いのある代理店さん、それぞれの保険会社で適用になっている代理店手数料ポイントを把握されていますか?複数乗合代理店さんですと、メインの保険会社の手数料ポイントに他保険会社を併せているというやり方を取られている所も多いかと思われます。

 

専業代理店さんにとって手数料ポイントとは収入に直結する大事な指標です。

しかし手数料ポイントや体系に対してこの項目はおかしいんじゃないかと保険会社に意見を下さる代理店さんは少数で、今年はこのポイントですという保険会社の通知を受け入れて下さる代理店さんが大多数です。

 

酷いケースだと、手数料ポイントが昨年度より大幅に下がったのに関わらず、保険会社の社員から説明がなかったりケースも発生してしまっていると想定されます。

担当社員に下がってしまった説明を求めてもこのような制度であると案内したはずです。で終わってしまっているのではないでしょうか。

 

そもそも、代理店手数料の説明をしっかりできない損保社員は相当数いるのではないかという危惧もあります。

 

保険会社の設定している手数料ポイントは、各社施策も違く、整理するのも難解です。

損保社員は、他社の手数料体系を入手しておりますし、他社比較表も本社が作成しております。

手数料ポイントに対して不明点がある。来年度の手数料体系について、しっかり説明しに来ていないという代理店さんがいたらすぐに担当社員に電話をしてみて下さい。

 

自分の飯の種となる代理店手数料、毎年4月〜3月末までの営業数字や指標で判断されるケースが多いと思いますので、今なら3月末に向けて追い込みや整理が付きます。

 

 

 

GNP(義理・人情・プレゼント)

今回は、損保営業時代の私のGNP活動についての記事です。

契約者に対して、新規契約・契約更新の御礼やお詫びの際の手土産は、所属長も必要経費として当然認めてくれるものだと思います。

 

私自身は、古い社畜タイプなのかどうかはわかりませんが、会社経費を使って何かやるということがあんまり好きでなく、上記の必要経費は所属長に許可を取り購入してましたが、日常における代理店さんへのプレゼントであったり、代理店さんとの食事会や懇親会は自費で賄ってました。

 

給料(手取り)の10%は自己研鑽の為に使い、例えばビジネス本や英語や中国語学習に使い、10%は代理店さんや契約者対応に使えと上司から言われてから、できる限りそのようにお金を使うようにしてきました。日頃お世話になっている代理店さんと定期的に飲みに行ったり、旅行に行った際にお土産を買ってきたり自主的にやってました。

 

義理・人情目的で意図的にやってきた事ではないのですが、結果的に担当代理店さんと仲良くなったりするには役立ったと思います。特に乗合代理店さん内で他社に契約を切り替えられたりすることは特段事情がある事を除きありませんでした。

また、保険引受などで代理店の意向に添えない内容や事故の支払い等で代理店に保険会社の主張を納得してもらう等の折衝も時折、発生してしまいますが、常日頃から担当代理店さんと関係を強化していれば、いざという時にうまくまとめられることにも役立ったという経験はたくさんありました。

 

古くさいと思われるプレゼントを積極的にした方がいいという訳ではないですが、損保会社営業社員と代理店さんとの関係性はどんどん希薄になってしまっているので、このような懇親を深める飲み会や日常的な手土産は有効という事を記事にしたかったです。

 

 

TODOリストを作成しましょう

本日の記事は、新入社員・若手社員向けの記事になります。

皆さん、やらなければいけない仕事の管理はどうされていますか。

ケータイのスケジュールを活用する。手帳に記入する。グーグルカレンダーでリマインダー設定する。TODOリストをWEB上で管理する。

色々なやり方がありますが、自分の合ったやり方で管理されるのが一番ですね。

大事なのは仕事の管理がしっかりでき、やらなければいけない仕事を見逃してしまったりしない、仕事の期限を守ることができる方法で管理できるかですよね。

 

損保営業時代、私は、やるべき仕事はすぐに手帳に書くようしてました。

お客さんから言われたこと、代理店さんから言われこと、上司から言われたこと、後輩から相談を受けたこと、何でもその場で手帳に書いてました。

何か言われた時は、書かなくても覚えておける等、考えてしまうのですが、電話がかかってきたり立て込んできてしまうと、ついさっきしてた事を忘れてしまいがちになってしまいます。

なので、何でも手帳に書く事。締め切り等の重要な事は、いつまでに終わらせるのかがわかるように赤いボールペンで書いてました。

 

なんでも手帳に書くので、週末になると手帳びっしりに書いてしまい余白がない状態です。こうなってしまうと手帳を見返す時間が掛かってしまったりしてました。

 

そこで手帳でやるべき事を記入したものを毎朝、優先順位順にTODOリストという形で箇条書きでやるべき事を並べたものを作成していました。

以下のような簡単なものです。

 

11月1日(木) TODOリスト

・◯◯さん、苦情対応でAM9時半にTEL

・◯◯、BID対応で本社に相談

・AM10時までに、◯◯代理店、◯◯さんへTEL(◯◯の件)

・明日5時までに、◯◯さんへメール。(◯◯報告の件)

・◯◯さんへ飲み会のお金払う(5,000円)

 

どんな些細な事でも記載して並べていきます。

そして仕事が完了したものはサインペンで横線を引いて消していきます。

一つ終わるたびに、サインペンで消していくと仕事をやった感が出て好きでした。

 

ペーパーレスな時代に逆行していますが、このTODOリストを作成する事で、やるべき仕事の可視化、締め切りの可視化、やるべき仕事の優先順位が見えてきます。

 

このTODOリストを常にデスクの見える場所に置き、追加で仕事が増えた場合は、

そのリストに書き加えていくという事をやっていました。

 

幸いなことに、新入社員の時に守れなかった締め切りを守れるようになりました。

 

 

【損保社員向け】上司には赤い絨毯を歩かせよう

今回も損保社員(営業)向けの記事です。

私が損保営業時代に心掛けていたことは、上司に対しとにかく報告を早くすること、こまめに相談をすることです。悪いことは、特に早く上司に報告をしていました。

 

上司によっては、こんなことで一々報告してくるなという態度で邪険に扱われることもありましたが、良いことも悪いことも何でもすぐに報告する部下と認識してもらえれば、話は聞いてもらえる上司と部下の関係は築けます。

 

悪い報告をする場合、例えば他社に大口契約が取られそうとかの場合は上司に対して、ただ単純に、契約が取られそうです、どうすれば良いでしょう?という報告の仕方では良くないです。悪い報告はすぐに、上司に報告する必要はありますが、他社の状況、他社が出してきている保険料や代理店の情報、契約者との関係性等をできる限り把握して、現状の情報と併せて契約が取られそうという事を報告することが大事です。

 

想定もしてなかった大口契約が取られるという状況ですと、中々どうすれば良いかわからず、代理店任せにしてしまったり、パワハラ系の上司でしたら中々報告できない損保社員もいます。

 

ただ、どんな上司でも経験を積んで役職についているので、こういったピンチの時の判断や行動力は早いものです。自分一人で抱えるより上司に相談をしましょう。

上司に相談したおかげで、契約が守れたという経験を私自身もしました。

 

逆に良い報告をする時も少し利己的ですが、上司へ報告するやり方を工夫してました。

大口契約を取れるとわかった場合、もう契約が決まっている状態ですが、上司に対し、最後一緒について行って下さいと依頼をします。

上司を連れて契約者訪問をして申込書に印をもらったりしてました。

上司である課長もさらに上の部長に報告する際に、自分も契約者訪問をしたという報告を加えたいはずで、上司を連れて行かずと決まる契約でも代理店さんに無理を言って上司を連れて行くような事をしてました。

 

 

 

 

 

 

(損保社員向け)営業で成果を出すためにやること

大阪へ台風の損害サービス部対応で、久しくブログ書いてませんでしたね。

続けることが大事とわかっておきながらも中々継続は難しいものです。

 

私が営業店に配属されていた時にやっていて良かった事をご紹介したいと思います。

その一つが、自分の担当代理店さんの収入保険料・取組時間の見える化です。

自社の収入保険料順に並べ替え、他社乗合をしている場合は、色を変えて収入保険料として付け加えます。さらにその担当代理店さんにどれだけ時間を使っているのかもグラフ化します。

専属代理店さんには申し訳ないですが、他社乗合をしていて他社の収入保険料が大きいところが一番時間をかけて営業を行うべき代理店さんになります。

専属代理店さんで収入保険料も大きくなく時間だけが掛かってる代理店さんがあれば改善の余地を探ります。

また、他社乗合であっても他社の数字が少なく、時間が掛かってしまっているところも改善の余地を探ります。

 

これで可視化したいのは、自分はどの代理店さんに時間を注力すべきか、どの代理店さんに今まで掛けていた時間を見直しするのかをはっきりさせる事です。

 

損保社員は、朝から晩まで電話が鳴りっぱなしで、契約者とのトラブル対応や苦情対応、満期対応で常に忙しい状態が続いてしまい、中々自分のペースで仕事をすることは難しいですが、相手に合わせて仕事をしてしまうと自分がやりたいこと、会社から求められている成果を出すことが難しくなるので、業務の見える化は非常に大事だと思います。