保険業務にヤクダツ

損保社員向け、損保代理店向けに記事を書きます。

【就活生向け】損保会社に入社し地方に行けますか?

今回は、就活生向けに記事を書きます。

私も損害保険会社に入社してはや10数年経ち、同期も随分と減りました。

やりたい事が他に見つかり転職するのでしたら良いのですが、残念ながら損保の仕事内容であったり、人間関係であったり、転勤であったり、あまり良い原因でなく辞める同期が多かった印象です。

早めに見切りをつけて、他社に転職して生き生き働いてるやつもいるので、会社を辞める事自体を悪いとは断定するものでは無いです。

今振り返り、仲の良い同期で、入社して1年以内で仕事内容が思っていたのと違うという理由で辞めた奴がいまして、それが残念でした。

彼は、慶應出身で、学校にも学部にも誇りを持っていましたし、当然会社に入ってからも華やかな社会人ライフをおくるという意気込みでした。

彼が最初に配属されたのが地方の営業店で、最初のうちはよく連絡をとってましたが、東京出身の彼には、身近に誰も知っている人がいない地方で生活することに抵抗があったようです。

 

転勤って、私自身は何回か経験してますが、行った土地行った土地で、思い出を作ろうとか前向きな感じで捉える事ができますが、東京以外は絶対に住みたく無いという人には全国転勤型の損保会社は向いてないと思います。(エリアを選べる採用も一部の会社ではあるので、こちらの検討もされた方が良いと思います。)

入社以来、ずーっと東京という社員もいますが、本当に例外でアクチュアリーや一部のスペック専門職以外は、東大出てても地方の営業店に回される世界です。

 

上記の同期は、きっと自分は東京もしくは近郊に配属されると根拠もなく信じていたようで、地方配属が決まった際には落ち込んでいたのを覚えています。

 

地方での生活に戸惑いを覚えながら、自身の担当代理店にもドヤされ、上司からも営業成績を厳しく管理される社会人生活に耐えられないと言ってました。

言葉は悪いですが、東京出身で慶應出身の自分が整備工場さんやプロ代理店さんのところを回り、頭を下げて営業するという事がプライドの高い彼には耐えられなかったようです。プライドが高くても要領よく立ち回るタイプもいますが、彼はそうでは無かったようです。

 

彼は営業自体向いていないというご意見もあるかもしれませんが、彼は会社を辞めて、転勤の無い東京の会社で営業として頑張って今は働いています。損保を辞めてよかったと言ってます。営業先は、大きな法人だけらしいですが。

 

会社なんて入ってみないとわからないですし、配属された場所やそこの上司によっても大きく変わってくると思います。辞める理由も複合的なものであったりするので一概に決めつける事はできません。

商社志望で、落ちて当社に入った同期も多いですが、商社に入ったら全世界、どんな過酷な国でも赴任できる!と意気込みを持ってた奴が、地方店に配属になった途端に田舎は嫌だ。東京に戻りたいと言っている例もあるくらいですので、いざ行ってみないとわからない部分もあります。

 

とりとめの無い文章になってしまいましたが、就活生の方に言いたいのは、会社のことだけでなく、自身の事もよく考える事ができる良い機会が就活だと思います。

ぜひ後悔の無い就活をして下さい。